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エトランジェ 異邦人 - パリが パリであるために パリは 今日も パリを演じる。

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Ciao a tutti !

うわぁ ここだ、 ここだ! 到着。 ちょっと 早すぎて きっと 今朝は 入場できないだろうけど。。。
あなたに 会いに来たよ マリーアントワネット! コモン ヴァ トゥ? サ ヴァ ビアン? アッ ウィ?  

ブログだから 許してもらいましょうか。 京都の観光舞妓さんみたいにいい気分 パリのエトランジェ FLORENTIA55。

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サン・ドニ大聖堂が彼女の正式なお墓。 ここは 実際にギロチンで処刑された後 忘れ去られていた場所になります。 
夫である ルイ16世と 一緒のお墓なんて 可哀相すぎます。 かなり本気で そう思ってます はいッ。 

名作 ”ベルサイユのばら”の頃高校生だったFLORENTIA55。 でもF君との文通に忙しくて当時は全く知りませんでした。  

         マンガなんて。。。   全く 礼子も 雅代も どうしたもんだろうねぇ。。。

タカラズカの舞台の予告篇を垣間見て 何て言うこった! まったく関係のない女性 それが マリーアントワネット。

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娘アンジェラが11歳の夏 FLORENTIA55は 母となってから 初めて 一人ぼっちの夏休みを迎えました。 夫曰く
あまりにも 娘が母親に依存しすぎてるからと 心配してアイルランドへ 英語の勉強を 口実に 一人で 
送ってしまったのです。 既に何度も日本の母と夏を過ごしていた 好奇心の強い娘は 母を上目図解に 時々 チラッと
見ながらも 英語は大切な言葉だから 勉強したいと 話に乗ってしまったのです。 中学校の授業に英国人の先生がいて
大いに興味があったのです。 3週間の予定が そんな時だけ 電話がかかってきて 結局その年初めてのアイルランドで
3か月すごした 娘アンジェラ。 日本の母 彼女の祖母の処へは 冬休みに必ず行くからと 言い出す始末でした。

初めてのホームステイ バイオリンが大いに有効だったようで どうやって実現したのか パブでの共演もしたそうです。
*未成年の入場はできないと法律で決められているはずです。 

夫が選んだのは 南アイルランドの片田舎の学校。 バイオリンを演奏する人はいたそうですが ほとんどが独学で習得。 
その頃 既に上手に ビブラートでの演奏が 出来た娘は たちまち 人気者に なったとか。 
夕食後ホストファミリーが友人を自宅に招き アンジェラに曲をリクエストして過ごす時間が 頻繁にあったそうです。

だから 母 FLORENTIA55のことなんて す~っかり忘れて夏を楽しんでいたアンジェラ。 ホームシックになったのは 
イタリアに残された 母の方だったかも。 だって いつも足元にまとわりついていて バカンスになると まず2週間ほど 
アドリア海沿いの リッチョーネに行って それから 毎日プールにでかけて パパがお休みの土日は山へ ハイキング。
そして 夏の終わりを告げる 9月に ちょっと遠出して 海を楽しむか 日本の母の処へ でかけるか そんなことが
もうすっかり 私には当たり前になっていたから 突然の一人ぼっちは 寂しかったです。どうしようもないくらいに。
 
ワークホリック気味の夫は 仕事がいつも忙しいのが当たり前だから 娘が産まれてからは いつも一緒の私達親子。 
アイルランドへ 娘を 訪ねていくのは 堅く 禁止されていました。 私は だから パリへ行こうと 決めたのです。 
2週間ほど パリを 一人で 歩きました。 歩きまわりました。 美術館 博物館など ほとんど 訪れました。

エトランジェ 異邦人 そんな言葉が なんだかしっくりしてきた頃 ノートルダム寺院を訪れたあとのコンシェルジュリ監獄で
彼女の事がとても気になりだしていました。 昔 母が遊びに来た時 家族で訪れた ベルサイユ宮殿も この夏は
なんだか 特別な意味を 持っていました。 広~い 庭園を 一人で散歩するのも なんだか ちょっと 不思議な感じ。  

見学に訪れた所で 物知りそうに説明する人を見つけては話しかけて仕入れた情報で たどり着いたのが写真の場所。

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ここで マリーアントワネット自筆の最後の手紙を拝覧できます。 弱々しい筆跡です。 どんな思いだったのでしょう。
 
       エトランジェ 異邦人
 
           夫の傍にいても 何処に 居ても 

              ここでは 私は いつも エトランジェ 異邦人でしかなかった。

親元を遠く離れている身のFLORENTIA55の心に 響きました! ルイとは違い 幸いにも やさしい夫を持つ身ですが

                 エトランジェ 異邦人 ストラニエ~ラ 

ベンチで ちょっと 物思いにふける ひととき そこには 白くて薄~い花びらをもった バラが 咲いていました。 

2011年 2月5日 まだ冬の 今日は バラではありませんが やはり 白い花が、 小さな花が 咲いています。

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いくつもの映画で 語られるマリーアントワネット モーツァルトの初恋の人。 あの夏 パリで私が出逢ったのは
そんなイメージとは 程遠く とても寂しそうな 迷子になってしまい どうしていいかわからなくなっている 子犬。
一体 誰を 信じればいいのか わからず 瞳をじーっと 見いるように 覗きこむ 怯えた子犬のような彼女でした。

今でこそ 花の都 パリ! でも 彼女には 遠い 未開の地へ お嫁に 送りだされたも 同然だったのですから。

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さて 明日は 早朝の プランタンでの 嬉しい 出来事を 書いてみますね。 う~ん パリ ! トレビアンです!


振り返って パチッ! 見えますか? 前方 右手の公園が マリーアントワネットの 魂の安息地でした。
こんなに空が明るくなってきました。 そうだ やっぱり これから シャンゼリゼ道りまで 散歩しましょう!

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by florentia55 | 2011-02-10 23:51 | 私のパリ

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